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公開日:2018.06.05
/ 最終更新日:
読書・書評

AIに詳しくない人が読むべき本『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

AIに詳しくない人が読むべき本『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

「イヴの時間」が好きです。
ありえそうでありえない距離感のある現実世界で、ロボットとは?人間とは?を考えさせられる作品です。

(C)Yasuhiro YOSHIURA / DIRECTIONS, Inc.

このアニメを見たのはかなり前になりますが、その時にふと街中で目にした『人工知能は人間を超えるか』という本が気になりました。

気になった理由はタイトルや本の中身ではなく、ただ「表紙にサミィがいる!!!」ってだけだったんですが。

ただその時には読まず仕舞いで、タイトルも忘れてしまっていた(そもそも記憶に残っていなかっただけ)んですが、この度また本屋で表紙のサミィと再会しました。

祝・再会記念!ということで読了。

そもそも、AIってなんぞ?

昨今、巷でよく聞く/目にする「AI(人工知能)」。

なんとなく「わかった」気になっていたけれど、実際のところ何をもって「人工知能」というかは、全く説明ができません。

なんか勝手に、自立して思考(演算)するロボット?くらいのイメージ。
囲碁とか将棋とかで、対戦してるよねーくらいのイメージ。

ただ、実際は専門家によっても「これがAIだ!」っていう共通認識はないようで。

著者によると2010年代から「第三次人工知能ブーム」が始まっているとのことで、加速していく技術発展の中で明確な定義が決まって行くのかしらん。

AIが登場したことによって仕事がなくなって、生活していけなかったらどうしよう・・・

私は、どんどん発展していくAIに対してかすかに期待を寄せながら、一方で漠然とした恐怖感も抱えていました。

近い将来、AIのせいで生活できなくなったらどうすればいいんや・・・

ただ、完全に人間のように振る舞うサミィみたいなのが街中に溢れ出したら、世界が一変してしまって・・・みたいな、根拠のあまりない想像をしていました。

でも、現時点で可能なこと、今後の課題などを丁寧に説明されていたので、「あーなるほど!めっちゃ勝手な勘違いしてたやん!」と目から鱗。

「よくわからない」からこそ、勝手に抱いていたマイナスイメージがなくなりました。

そして、ここからが本題。

私が一番いいたいこと。

すごく個人的なことですが、今盛んに行われているディープラーニングが、長年抱えていた疑問に対する答えのヒントをくれるかもしれないと知って一人興奮したんです。

ここが本題:AIの発展過程として、今盛んに行われているディープラーニングの今後がめっちゃ楽しみになった理由

第五章以降で、ディープラーニングについて詳しく解説がされています。

猫の画像認識などを例にとって説明されていますが、以前の機械学習では「特徴表現学習」= 例えば「何をもって『猫』と判断するのかを学習させること」が課題になっていたようです。

しかし、従来の機械学習の手法をある意味逆手にとったディープラーニングで、特徴表現学習が可能になってきているようです。

詳しい仕組みなどについては著書を参考に。

つまり何が言いたいかというと。

私は小さい頃から「なんで私は人間とそうじゃないものを、見ただけでぱっと区別できるんだろう」というのが疑問でした。

だって不思議じゃないですか。

同じ生き物である猫を見ても「こいつは人間かも・・・?」と思うことはないんです。

子どもだろうが大人だろうが、男だろうが女だろうが、白人だろうが黒人だろうが、言葉が全く通じないとしても、ちゃんと私は人間を「こいつは人間だ!」って認識します。

誰かに「この人は人間なんだよ」と教えてもらったから「OK、わかった。こいつは人間」って個体ごとに認識しているわけじゃないんです。

じゃあ何をもって、私は人間を「人間」として認識しているんだろう。きっと、私の中には「この条件を満たしたら人間だ」っていうルールがあるはず、と思ってました。

ただし、それがわからない。

手が二本あって、二本の足で歩く生き物・・・のように、身体的な(外見的な)人間の共通項があるのかも、と思いましたが、じゃあハイハイする赤ちゃんはどうなのか。車椅子に乗っている人はどうなのか・・・

とりあえず外見的特徴では「コレ!」っていう解答は見つからず。

じゃあ言語だろうか。複雑な構造をもつ言語を操るものが人間でしょうか。
そうすると、Siriを「こいつは人間!」ってふと誤認識する瞬間があってもいいかもしれない・・・

答えが長年見つからず。いまも見つかっていません。

ただし、画像認識を目的としたディープラーニングの過程で、「これは人間」「これは人間ではない」という判断を行うことができるAIの開発も行われたようです。

つまり、ディープラーニングを行ったAIが外見的特徴によって「人間とは」という共通概念を(ある程度の誤差はあれども)はじき出したということ。

その判断基準、めっちゃ知りたい・・・!

だって、気になりませんか。

「人間とは何か」に対する答えを、AIがいつかくれるかもしれません。

今後のAIの発展に全力で期待したいです。

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